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私の留学レポート:モロッコ?アル?アハワイン大学~浅井千代さん(2)~

国際教養大学では1年間の留学が必須となっています。語学留学ではありません。専門科目を現地の学生と共に履修し、本学での卒業単位の一部として認められる必要がある、「本気」の留学。学生が、それぞれ深めたい学問分野に応じて200以上ある海外提携大学の中から選択します。良いことばかりじゃない、ときには苦しいことや辛いこともあるのがAIUの「本気」の留学です。ここでは、そんな学生一人ひとりのストーリーを自身の言葉でレポートしてもらいます。


今回は、モロッコに留学中の浅井千代さんのレポート第2弾をご紹介します。

浅井千代さんの写真
浅井千代さん(モロッコの「青い街」シャウエンにて)

モロッコで挑んだアラビア語の授業

履修してよかったと思う授業の一つは、間違いなくアラビア語の授業です。AIUではアラビア語の授業が開講されていないので、フランス語やスペイン語などの言語とは異なり、言語科目としての単位互換はできないのですが、モロッコならではということで留学の準備段階から一番楽しみにしていた授業でした。クラスメイトの多くが留学生で、良い教員にも恵まれ、授業の随所でアラビア語だけでなくモロッコの文化や方言についても学ぶことができました。まさに、留学中のお気に入りの授業の一つです。事前知識ゼロで挑んだアラビア語に、正直なところ、初めは発音や単語よりもそもそも「こんな複雑な文字が読めるようになるのだろうか」と思っていた私ですが、果たしてどこまで成長したのか、次回じっくりお伝えできればと思います

「暮らす」から見えた留学の本質

私にとって夢だったアフリカ留学は、「夢だったから全部楽しい」と言いたいところですが、もちろん楽しいことばかりではありません。日本から遠く離れた土地だからこそ、時間の感覚、宗教、食べ物など、さまざまな面で文化の違いに悩まされることもしばしばあります。例えば、バスが定刻通りに来なかったり、行きたいお店が開いているかどうかすら、その日の運次第なんてことも日常茶飯事です。
また、前回でも少し触れた差別の問題でも、モロッコでマイノリティの立場になったことで、自分に貼られた「アジア人」「女性」というラベルについて考えさせられることが多々あり、そのことで少し嫌な思いをしたり、外に出るのが少し億劫になりそうな時期もありました。しかし、それら全て留学という機会を与えてもらったから経験できている事なのだと感じています。どれだけカルチャーショックを受けても、留学というその地で「暮らす」経験では、良くも悪くもその文化の違いに向き合わなければいけません。この「暮らす」経験こそが、留学というもの自体の価値だと思っています。例えば、価値観の違いについて日本人の私からすると「モロッコ人は時間にルーズなんだな」「約束を守らないんだな」と断片的に捉えてしまいがちですが、別の視点から見れば時間に縛られず、心の余裕を大切にしている生活とも言えるのではないでしょうか。マイノリティとして過ごす中での悩みは、相手の立場になってみなければ分からない事ばかりです。しかし、このような環境で出会う温かい人たちとの関わりを通して、「文化や言葉、何もかも違うように感じても、人の優しさは変わらない」と実感することもあり、それも留学の貴重な経験です。

キャンパスとモロッコの家庭で触れた「異文化交流」

私がアル?アハワイン大学をお勧めする理由の一つとして、課外活動の豊富さが挙げられます。サークルや部活動の種類が多いのはもちろん、所属していなくても各サークルが主催するイベントや旅行などに自由に参加することができます。異文化交流も大切にしている大学なので、イスラム教だけでなく、キリスト教やユダヤ教など諸宗教の催しにも触れられるのも、この大学ならではだと思います。また、今学期の終盤には日本の文化について知ってもらえるイベントを企画する機会を得ました。日本人学生は私一人なので、どこまで伝えられるかわかりませんが、頑張ります。

人生で初めて迎えた3カ月の長い夏休みは、アルバイトをして現地の人との交流を深めたいと意気込んでいましたが、モロッコは学生のアルバイトが基本的に禁止されていることを後から知りました。リサーチ不足で途方に暮れるところを助けてくださったのが、日本人の友人の紹介で知り合ったカサブランカに住むモロッコ人の方でした。最終的には、2カ月間もご自宅に住まわせていただけることになりました。初めから「ウェルカムだよ、自分の家だと思っていつでも頼っておいで」と温かく迎え入れて下さった彼女とご家族には感謝してもしきれません。大学の寮生活では味わえない、モロッコの家庭で生活を共にできたことだけでなく、地方にいるご家族にもお会いでき、モロッコ料理の作り方も教えてもらいました。途方に暮れかけた夏休みは、彼女のおかげで、この1年の中でも特に思い出深い時間になりました。

マラケシュの市場に並ぶ伝統のベルベルバスケットとスパイスの写真
マラケシュの市場に並ぶ伝統のベルベルバスケットとスパイス。鮮やかな色彩に異文化の香りを感じました。
陶器の街「サフィ」で伝統の技に触れる、貴重な陶芸体験の写真。
陶器の街「サフィ」で伝統の技に触れる、貴重な陶芸体験をしました。

モロッコでの生活も残りあと少しとなりました。日本とはまた一味違う文化に少しずつ慣れてきたと思ったら、もう帰国の時期で少し寂しくもあります。残りの期間も色々な経験を楽しみつつ、次回の最終レポートでも私が肌で感じたモロッコの魅力をたっぷりお届けできればと思います。最終回も楽しみにしていてください。

国際センターから一言

日本とは異なり、時間に囚われすぎない文化の中で生活することは、浅井さん自身にも素敵な影響をもたらしてくれているのではないかと思います。
1年間の留学と聞くと、長いと感じる方もいるかもしれませんが、実際に経験するとあっという間に過ぎてしまうものです。モロッコでの生活が限られた時間であることを理解し、その貴重な時間を悔いの無いように過ごそうという、浅井さんの明るく積極的な姿勢がとても伝わるレポートですね。

英語版ウェブサイトでは、留学生たちの本学での留学体験記を「Student Voice」として紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。