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2019年国際教養大学卒業式?専門職大学院修了式を挙行
3月21日(木)、本学Suda Hallにて国際教養大学卒業式?専門職大学院修了式を挙行しました。佐竹 敬久 秋田県知事をはじめ、多くの御来賓の方々に参列いただき、卒業生173名と修了生9名が新たな一歩を踏み出しました。
学位記授与後、鈴木 典比古 学長が本学を巣立つ卒業生?修了生に向けて式辞を述べました。まず本学が今年で創立15周年を迎えることに触れ、「この15年の間にリベラルアーツの大学として日本を代表し、世界に伍していくに十分な経験と業績を積みました。この業績とは他ならぬ卒業生諸君、君達であります。」と讃え、加速度的に進む世界のグローバル化について「我々は運命共同体としての『宇宙船地球号』に乗船していることを強く意識するようになっています」「グローバリズムとローカリズムの双方からの要請をダイナミックに均衡させながら進んでいくこと、これが『宇宙船地球号』の操舵をする者の責任となります」と激励しました。「卒業生修了生諸君、卒業おめでとう。くれぐれも健康に留意して元気に飛び立っていってください。」
続いて、佐竹 敬久 秋田県知事から祝辞をいただきました。激動の社会情勢を踏まえ、「コミュニケーション能力や実践的?専門的な知識?技能はもとより、文化の多様性を尊重しつつ、世界情勢を冷静に見つめ、自らの力で未来を切り拓いていくという情熱を持ち、それぞれのステージにおいて果敢にチャレンジする若者が必要であります。」「この大学で学んだ誇りと自信を持って、それぞれの夢の実現に向け積極果敢に挑戦し、グローバル化を牽引するリーダーとして、ここ秋田に、そして世界の人々に多くの感動と希望を与える活躍をされることを、心から期待しております」と温かい言葉をいただき、「ふるさと秋田の一員として、今後も、秋田県を応援していただければ幸いです」と卒業生?修了生を送り出していただきました。
その後、卒業生を代表し、グローバル?スタディズ課程を修了した小瀧 莉古さんが挨拶をしました。「秋田に生まれ、秋田市の御所野で育った私にとって、AIUは身近であり憧れの大学でもあり、沢山の価値観に出会える場所であることを知っていました」という小瀧さんですが、大学生活は何度も壁にぶつかったと言います。「目標達成までの道のりはあまりにも長く、細く、険しく、『夢なんて一生叶わないんじゃないか』そう思ったときもありました」「4年間私を支えたものは『リベラルアーツ』というこの大学の本質と、AIUで共に学んだ仲間の存在です。」最後に、「変化が激しいこの時代、この先に待ち受ける道は決して平坦ではないはずです」と言い、共に巣立つ仲間に向けて呼びかけました。「それでも胸を張って、挑戦し続けて行きましょう」「ここ秋田の地から、世界へAIU Spiritを拡げていくことが私たちの使命です。」
次に、英語教育実践領域を修了した浅場 理佳さんが修了生代表挨拶を行いました。入学後に、自身の弱さを思い知った、という浅場さん。「この大学院には、自分の弱さを認め、逃げずに立ち向かっていくことで成長できる環境がありました」という言葉のとおり、自身でも成長を実感できたとのことです。「教員は、学生に対してどのように効果的に教えるか、どのように良い授業を作るのか、ということを常に考え続けなければなりません。私は(この大学院で)これらの質問に答えるためのカギやヒントを得ることができました。」4月からは教員として教壇に立つ自身のキャリアにも触れて、最後に「私たちが置かれた環境で、自分にできる最大限の努力をしましょう」と呼びかけました。
式の最後には、渡辺 玲子 特任教授(ヴァイオリン)と坂野 伊都子さん(ピアノ)による祝賀曲演奏が行われ、卒業式は厳かに幕を閉じました。
※実際の式辞やスピーチは英語で行われていますが、ここでは要約して日本語訳を掲載しています。