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大館市「移住促進活動を考えるデザイン思考ワークショップ」に本学学生が参加
2月3日に秋田県大館市にて「移住促進活動を考えるデザイン思考ワークショップ」が行われ、本学からは4名の学生が参加しました。
今回のワークショップは、「サービスデザイン思考 」を取り入れ、秋田県内でも特に深刻な人口減少に悩む同市の移住交流の課題を解決することを目的に催されました。また、進行や助言役として日本マイクロソフト株式会社デザインジャパン推進室の協力を得て行われました。
当日は本学学生のほか秋田県や大館市職員の約20名が参加し、混成の3チームに分かれて、秋田への移住希望者が持つ感情や行動内容を詳細に分析しながら、4時間にわたり様々に議論が交わされました。
議論の末に、移住希望者の期待や不安に対してはAI技術を導入した職業マッチングサイトの設立、また、市が持つ魅力を人間同士のコミュニケーションやつながりを通して伝える役割を有する出張居酒屋の設立が提案されました。
ワークショップの様子は地元新聞にも掲載されました。
参加した本学学生のうち、本ワークショップの企画にも携わった佐伯ひなたさんから次のようなコメントがありました。
今回のワークショップ開催は、大学事務局に紹介された大館市民宿イベントに参加したことがきっかけとなり、大館市に強く関心を抱いたことが始まりでした。
農家民宿をはじめとする同市の観光事業における各種取組を知り、そして、市役所職員や地元農家の方々の地元に寄せる思いを知り、私自身が「大館」を好きになりました。しかしながら、その取組や思いがなかなか結果として実を結ばず、市の魅力を最大限に発信できていないという現状に悶々としていました。
そこで、昨年11月に学内にて、同市の観光事業をテーマに「サービスデザイン思考」を取り入れたワークショップを開催したところ、大館市側も注目し、日本マイクロソフト社の協力を得て実現となりました。
今回提案された解決策が全て実現され成果を生むとは言い切れませんが、テクノロジー分野で世界の最先端をいく同社とのワークショップ開催は、私の大好きな「大館」にとって「人口減少」という喫緊の課題に対しての先駆的な取組であったと言えます。
この企画が今後の「大館」だけではなく「秋田」、そして秋田と同様に人口減少に悩む全国各地において、これまでには実現しなかった新たなコラボレーション、新たな化学反応を起こしていく出発点になると確信しています。